よいとまけ


よいとォまいた



「 よいとまけ 」 は苫小牧の銘菓。ロールカステラにハスカップジャムをたっぷりと使った、丸太をイメージしたお菓子である。


「よいとォまいた」は王子製紙の工場で紙の原料となる丸太を上げ下ろす作業での掛け声。1910年(明治43年)の工場建設以来、苫小牧特有の霧に包まれる中に朝から暗くなるまで響いていたそうな。
そんな苫小牧のお菓子として作られたのが「よいとまけ」。焼きあがったカステラをほぼノート大に裁断し、片面にハスカップジャムを塗り、幅16cmのロールにして巻き込み、さらに外側全体にたっぷりのジャムをつけてグラニュー糖をまぶす。昔からのレシピそのままで、今でもほとんどが手作業で作られている。


発売は1953年。 第22回全国菓子大博覧会 名誉総裁賞 受賞。