2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

上からモノを言う

オヤジは説教と自慢話しかしない。だから、いつも上からモノを言うのだ。 「 オレはこんなにすごいんだ 」と言うのは、実は本人自身はすごいとは思っていない不安のあらわれである。オヤヂが自慢を始めたら、この人は何か自信がないんだなと思って、黙ってそ…

オフィスでツメを切る

「 パッチ〜ン 」と、静かなオフィスに響き渡る。オヤジがツメを切る音である。ツメ切りを自分の机の引き出しの中に常備してあるのだ。 オヤジはオフィスでもプレイベートモードだ。自分の家と全く変わらず振舞う。靴下を脱いで足の爪まで切ってしまうのだ。…

管理社会は不機嫌

気がつくと、どこででも「 管理 」をしっかりやれという話ばかりになっている。 自由と「 管理 」、組織と「 管理 」、仕事と「 管理 」のように、 ××と「 管理 」で対立してしまい、いろいろな問題がその時点で終わらされてしまう。管理できないものは検討…

危険な言葉

会議でよく出てくる言葉に、頑張る、情報、システム、気合、あらゆる方法、それなりの、誠意をもって、というようなものがある。 その中でも頻度が高いのが「 頑張る 」と「 情報 」だ。 「 頑張る 」は、何をすればよいのかがわからない時に使う。「 情報 …

なぜ出来ないの

「 なぜ出来ないの? 」という質問は立派なクレームである。 相手がソフトな口調であればあるほど勘違いしやすいので注意が必要だ。間違っても「 すみません、出来ないんです 」とだけ答えて終わりにしてはいけない。 相手の立場に立って「 なぜでしょう? …

黒饅頭

黒砂糖かぐわしい薯蕷饅頭 日本橋にある 明治43年創業の「 ときわ木 」。店構えは普通の町屋風でうっかりしていると通りすぎてしまうが、茶道をやっている人は知る人ぞ知る老舗和菓子店。 家元への卸が主なので店頭にはショーケースがない。お店の方が奥か…

貧しい食事

児童保護施設に対する行政の支援がいかに手薄で形式主義的なものであるかという、ある社会批評家の方の雑誌記事を読んでいて違和感があった。 記事の内容はお決まりのパターン( 子どもたちへの同情、施設で働く方たちの苦労、形式的な対応のお役所 )だから…

好きになる

「 ここがダメだ、そこがダメだ 」と、自分の会社や廻りのことを思っていると仕事が全然楽しくない。「 今、ここ 」に気持ちがなくて、ほかのところにばかり何かいいことを求めてしまうとつらくなる。 心ここにあらずの状態では仕事はできない。 苦しいとき…

仕事がうまくやれない

仕事がうまくやれない人には二通りある。 やり方がわからなくて、立ち往生している人と、やる気がない人。 やり方がわからない人にはやり方を教える。彼がやれていない行動のなかで、やれば効果がもっとも早く現れるものをひとつ選ぶ。まわりは、その行動だ…

プロ社員

もし、あなたが次のように依頼されたら誰を推薦しますか? 「プロだと思える会社員を紹介してください」 私の頭に浮かんだ人は2人だけです。 この2人の共通点は、“キャリアアップ”など考えていない( ように見える )ということです。自分のキャリアよりも…

プロが仕事を面白くする

「 全ての仕事が面白いわけではない。面白くなかろうがやらなければいけない仕事もある 」と反論する人たちもたくさんいると思う。でも、そういう人たちは、とことん突き詰めてその面白さを発見できたライバルたちにあっという間に抜き去られる。 仕事に面白…

コア・コンピタンスの脆弱性

企業の競争力の源泉を「 コア・コンピタンス 」と呼ぶ。競争優位性を確保・維持していくには、ここに経営資源を注ぎ込んでいくことが必要だ。 コア・コンピタンスの基本は、他社にマネされないものであることだ。他社にマネされないためには、「 何だかよく…

瓦せんべい

名前どおりの固焼きせんべい 讃岐高松の瓦せんべいは、形だけでなくその堅さも名前どおりである。陶器の備前焼きを思わせる素朴な赤茶色で照りのある重厚なお菓子だ。 よほど歯に自信がある人でない限りそのまま噛み付くのは止めた方がよい。指で小さく割っ…

………するのは○○だけだと責める

オヤジは根拠なく他を責める。「 ………するのは○○だけだ 」と。判断基準もロジックもなく、単に他とは違っているからというのは群集心理に付け込んだ乱暴な言いがかりである。 本人はそれがアンフェアだと少しも気付いていない。

自分でできることを人にさせる

オヤジはたとえ時間があっても、コピー取りを自分ではしない。「 コピーとりなんか、オレ様の役職と年齢から考えると、やるようなことではない。 」と思っているからだ。こんなオヤヂはエレベーターのボタンさえ押さない。細かな仕事を部下にやらせることで…

ところ構わず吸殻を捨てる

これだけ禁煙が広まっていてもオヤジは全く気にしない。気の向くまま本能のままにタバコをふかし、ところ構わず吸殻を捨てる。自分の手を離れた火のついた吸殻が他人のコートに穴を開けようが、ゴミに燃え移ろうが、知ったことではない。なんたって火をつけ…

決してメールで送ってはいけないこと

昔メールがない頃、電話が仕事の大部分を占めていた。 電話のメリットは自分の話の内容が相手に伝わったかが明確に分かるところである。相手の受け答えだけでなく、声の大きさや調子、電話を通して伝わる空気も含めて、自信がなさそうな雰囲気を感じたら、再…

管理は何も生まない

SOX法といい、コンプライアンスといい、会社では管理部門出身者が幅を利かせるようになってきている。 人にケチをつけるわけだから、管理する側の方が何となく偉く見える。この計画で大丈夫か、あいつは信用できるのか、リスクは最小化されているのか、こ…

あぶり餅

時代劇風の茶店でいただく あぶり餅は小さくちぎった餅を炭火でていねいにあぶったもの。親指ほどの大きさの餅にきな粉をまぶし、細い竹串に差して炭火で焦げ目を付け、甘い白味噌のたれをかけて食べる。紫野にある今宮神社の東門の門前の茶店 「 一和 」の…

不正をなくそうとしている人々は

不正をなくそうとしている人々の大半は、自分が被ったと思っている不正のことしか考えてないからね。つまり、彼らが本当に関心があるのは不正ではなく、彼ら自身のことなんだよ。実は自己中心の考え方を、表向きの大儀の陰に隠しているのだ。 イェール大学教…

いただき

粒あんを卵煎餅でサンドしました 鶴屋八幡の 「 いただき 」は最中でも煎餅でもない。しなっとするほどの柔らかさに焼いた薄焼きの卵煎餅2枚を上下に、小倉あんをはさんだものである。小豆粒の小倉あんの感触と、しっとりとした煎餅とのなじみ合いがなかな…

人の話を聴かない

オヤジは人の話を聞かない。話を聞いて欲しい相手に対してさえ説教と自慢話をする。 相手が話し始めても、その話をとって 「 オレもね〜 」などと自分の話に変えてしまう。そして相手がムッとしていることにも気付かずにとくとくと話し続けるのである。オヤ…

他人から借りたモノを壊しても弁償しない

オヤジは他人から借りたものを壊したときには「 モノが悪い 」と言い張る。 「 簡単にこわれちゃったよ。だめだよこんな安物買っちゃあ。 」 モノを壊すと同時に、信頼関係も壊してしまう。

むらすゞめ

稲穂に雀が群がる 江戸時代に天領であった岡山県倉敷は備中米の集産地で米倉が立ちならんでおり、「 倉屋敷 」から倉敷という地名になった。そこの名物が 「 むらすゞめ 」。 小麦粉に卵、砂糖を加えて練り、鉄板でクレープ状に焼き、ぷつぷつと穴のあいた方…

 優秀な社員への対応

優秀な社員を採用したり、あるいは自社に長く留まってもらうには、社員をお客様だと考えてみるといい。商品やサービスなら、自分たちが売りたいものが売れるのではなく、お客様が買いたいものが売れる。同様に、社員も会社の都合で働いてくれるわけでなく、…

千年、働いてきました

安政元年( 1854年 )創業の勇心酒造、当主の徳山孝はこう話す。 西洋のヒューマニズムを 「 人道主義 」と訳してきたのは、とんでもない誤訳やと思うんです。ある学者が言うてましたが、あれは 「 人間中心主義 」 と訳すべきなんです。つまり、何事も…

何のために働いていますか

不覚にも涙が出た。私は誰のため、何のために働いているのか働いている意味はあるのか、改めて真剣に考えた。 逃げてはいけない、とそう思った。 金儲けじゃなく、大義名分でもなく。 引用文献:「 青い空と大粒の涙 」 伊藤弘美 著、大村書店 刊

ときわ木

いにしえの古都を偲ぶ 「 ときわ木 」は 「 松 」のこと。ときわ( 常盤 )とは常に変わらない岩、いつまでも変わらないということから一年中緑を保つ常緑樹である「 松 」を意味するようになった。 百万遍かぎやの 「 ときわ木 」は松の木の幹にみたてて創…

悪いのは自分以外の誰かのせいだと考える

オヤジは、自分の信じたいことを信じ、信じたくないものは無視する。親しい相手を讃え、厄介な相手は貶す。得意な分野にいつまでも拘り、不得意な分野はますます遠ざける。 自分は「まじめに働いている」と思い込み、何か悪いことが起きると「 自分以外の誰…