2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

会社は誰のために

初めて受け入れた養護学校からの就業体験。 知的障害をもった二人の少女の就業体験が終わろうとする前日のこと。日本理化学工業の十数人の社員全員が大山専務( 現会長 )を取り囲んだ。「 あの子たち、明日で就業体験が終わってしまいます。どうか、大山さ…

本そば饅頭

信州はそば 信州伊谷の名産がそばである。飯田にあるいとうやの、そばならではの風味を生かしたのが 「 本そば饅頭 」。 そば粉と自然薯とで練り上げた皮に、小豆のこしあんが包まれている。皮もあんもやや固めなのだが、口のなかではとろけるように溶け合っ…

重盛の人形焼

東京名物の七福神 東京都中央区にある水天宮近くの、重盛永信堂の「 人形焼 」は、卵たっぷりのカステラ風のふっくらとした薄い焼き皮に甘くておいしい小豆あんが皮から滲み出るほどいっぱい入っている。 水天宮の縁日である毎月5の日と戌の日には、お土産…

手を拭きながらトイレから出てくる

オヤジは、ハンカチで手を拭きながらトイレから出てくる。「 忙しいオレ様は、トイレへの時間でさえこうやって効率的に使っているんだぞ 」と自分で悦に入りながら。 でも、トイレからハンカチで手を拭きながら出てくるのは、今まさに、トイレで用を足してき…

幸福です

一時間の幸福が欲しいなら昼寝をしなさい 一日の幸福が欲しいなら釣りに行きなさい 一カ月の幸福が欲しいなら結婚しなさい 一年の幸福が欲しいなら財産を相続しなさい 一生の幸福が欲しいなら人を助けなさい (中国のことわざ)

ルールの簡素化

日本社会( 国民、マスコミ、業界関係者、すべて他人ごとのように言う人たちの集団 )は、ライブドア事件や村上ファンド事件など、金融に関する事件が起こると、「 政府は何やってるんだ 」、「 法律が不備なんじゃないか 」といった論調になる。そのご期待…

朝三暮四

中国の故事。 あるところにサルを飼っている人間がいた。しかしエサ代が払えなくなり、サルに「 木の実を朝に三つ、夜に四つにしたいが、どうか 」と聞くと、飼われてる分際のくせにサルたちが怒り出した。そのため「 じゃあ、朝に四つ、夜に三つで、どうだ …

淡々と流れる 「 この仕事が好き 」という想い

効率化、経費削減で金儲けを優先して安全をないがしろにした結果、最悪の事故を起こした鉄道会社。その廃線となった鉄道は地域のライフラインであった。接客業に軸足を移し、地域に支えられて第三セクターとして鮮やかな再生を遂げた福井えちぜん鉄道。 お金…

地球温暖化 異説

「 地球温暖化 」の狂信的な騒ぎのなか、多くの「 反論 」は全く無視されています。政治家、評論家、マスメディアへの不信感が拭えません。正にファシズムの世界です。このブログにさえ、反地球温暖化的なことを書くと恫喝的なコメントやメールが飛んで来ま…

川通り餅

毛利家のお餅 広島は亀屋の 「 川通り餅 」は、吉田郷の小豪族であった毛利家が西国を制し、広島に城を築いたときに生まれたと伝えられている。 もち米、砂糖、水飴で作った求肥の皮に、胡桃を入れてきな粉をまぶしたお餅は、口にするととろけるような舌触り…

ニオイに無頓着

オヤジは臭い。これはニオイが相手の気分を侵害していることに無頓着だから。タバコ臭い、整髪料がキツイ、コロン付けすぎ、などは本人は習慣なのであたりまえだと思っている。でも、相手は不快なのである。例えば、コピー用紙はタバコの臭いをすごく吸う。…

公共の存在になる

会社の価値を計るのに、資産価値とか時価総額とかキャッシュフローとかで計算するのは、会社を単なるモノ扱いにしてM&Aで儲けようと考えている人たちのすること。 もしあなたの会社が明日なくなってしまったら、誰がどれだけ困りますか。その「 困り度合 …

行動から

テレビや新聞からの受け売りの国家天下論を好む人が多い。そんな人たちは決して主語に自分をもってはこない。〜すべき主体は国や社会や自分以外のみんな、なのである。自分抜きの正論、べき論はとても気持ちがよい。自分があたかも正義の味方になったかのよ…

音はたてない

ウチの奥さんは夜型人間である。私は早寝早起きの朝型だから、かなりのすれ違い生活となる。 今朝は3時にお皿を洗った。前夜やたら眠くて、9時(21時)に寝てしまったからだ。6時に家を出ようとしたら、珍しく奥さんが起きてきて「 音をたてないで洗っ…

双方の言い分を聞く

裁判のときには当事者双方から言い分を聞かなければならない、という意味の法格言があります。英米法で Due Process とか Natural Justice とか呼ばれている原則です。双方の言い分を聞くことは、民主主義の世界に住むのであるならば人と人との権益が衝突す…

有害企業リスト100

企業が排出する有害物質の総量に注目しランク付けをした「 Toxic 100 Index 」 がマサチューセッツ大学の研究チームにより発表されている。 2008年版では、米国で活動する海外企業が新たに含まれている。日本企業も4社がランクインしている。1位:デュポン…

ゆず最中

紀州名産 有田みかん、南高梅で有名な南紀だが、ゆずもまた特産品である。城下町として栄えた紀州田辺では古くからお菓子づくりが盛ん。創業100年以上を誇る老舗もあり、ゆず最中は多くの店で作られている。 そのなかでも田辺市今福にある三徳小西菓子舗の …

正体を見たり

経費削減の会社方針のもと、これまでのコンサルティング契約を打ち切ることになった事業部長さんから聞いた話。 契約打ち切りを通知した、今は無き米国会計監査法人を母体にしたコンサル会社のパートナーの人がやってきて「御社の役立たずの社員、AとBとC…

上機嫌の文化

日本では謙遜し合うことが上質な社会的礼儀のようにとらえられる感があるが、アメリカ人は喝采しあうことが相手に対する礼儀であると考える。「 上機嫌 」の文化であるといってもよい。 「 How are you ? 」 と言われたら 必ず 「 Fine 」なのである。アメリ…

若いのに…

「 若いのに、ヒラなんですね。 」 なんじゃいそりは???? 紹介で来た営業マンに名刺を渡したときのこと。 一瞬、思考回路がショートした。 不躾な言葉にすぐに反応できない。 そして、なんだか可笑しくなってしまった。 気が付くと発注していた。 こんな…

日米の組織文化

アメリカ人の組織は「 モジュール型 」である。一人ひとりが組織を構成するモジュールであり、ボスから個別指示が与えられる。各モジュールは同僚のことなど考えなくとも、それぞれがボスの指示をきちんと遂行していれば良い。あるモジュールの動きが悪けれ…

昨日食べたじゃない

今日は頑張って仕事をした。 家へ帰って大威張りで 「 ご飯!」と言うと、 ウチの奥さんから「 昨日食べたじゃない 」と返ってきた。 奥さんは借りてきたDVDから目が離せないみたいだ。 そうして今日もまた、我が家はメタボ防止に大きく前進した。

地球にやさしい

「 地球にやさしい 」というものには眉唾が多いと思っている。 某電力会社は「 消費電力を減らして“ CO 2 ”を削減しましょう! エコライフ 」とかPRしているが、 それって「 エゴライフ 」でしょ。いくら節電をしても、発電所の発電量が減らなければ、“ CO…

白鷺宝

武蔵野の白鷺 豊かな水をたたえ木々の緑に囲まれる武蔵野にある、大正元年創業の菓匠花見。ここの自慢が、白鷺の卵をかたどった「 白鷺宝 ( はくろほう )」。 新鮮な卵の黄身を加えた手忙の白あんをこんがりと焼き上げ、まわりをミルクでおおったもの。見…

その瞬間

いつの間にか二人の兄弟が横に来ていた。地下鉄を待つ列のいちばん前である。お兄ちゃんは小学2年生、弟くんは幼稚園の年中さんくらいか。二人とも大きなリュックを背負っている。弟くんがお兄ちゃんからペットボトルを受け取り、口につけて飲もうと頭を大…

人の服の上に平気で座る

オヤジは電車で人の服の上に平気で座る。でも、自分がやられると怒るのである。 相手との距離をどれだけ保てるか、敏感さは品性である。人の服を平気でお尻の下に敷く人には品性がない。そしてオヤジはちょっと詰めて場所を開けてあげようとは思わない。自分…

理念はあるけれど…

グッドウィル・グループ 十訓 一.お客様の立場にたて、究極の満足を与えよ 一.夢と志を持ち、常にチャレンジせよ 一.困難の先に栄光がある、逆境を乗り越えよ 一.物事の本質を見抜け、雑音に動じるな 一.原因があるから結果がある、公正に判断せよ 一.…

傘をたたまない

ビシャビシャに濡れている傘をきちんとたたまない。電車はとても混んでいるのに。 一応閉じてます、なにか文句あるの、という感じで振り回す。あなたの神経は傘の先までも行き届いてはいないけれど、雫は廻り中に行き届くのです。 今日、たたまない傘でも手…

職場のイヤな奴

「 クソッタレ 」な奴がいると、職場での人間関係は悪くなり、組織のパフォーマンスは低下し、そして経営にダメージをもたらす。クソッタレは標的にした部下や同僚にダメージをあたえるだけではない。彼らの卑劣な行為を目にした社員、家族、友人、さらには…

「不都合な真実」の真実

「 不都合な真実 」とは、元アメリカ副大統領アル・ゴアの、環境問題を扱ったドキュメンタリー「 不都合な真実 」のことである。 「不都合な真実」で示されていることは次の通りだ。 地球温暖化は、環境破壊をもたらすが決定的なものではない。氷が溶けて海…