今日のオヤヂ

自分のマナーの悪さは棚に上げる

お金を払っているのだから当然なのだとばかりにクレームをつける。 お金を払っているからお客なのではない。お客にもお客であることのマナーが要求されるのである。自分のマナーの悪さを棚に上げて、目の前の人間にクレームをつけるのはオヤヂである。 お店…

謝らない

オヤジは自分が悪いことがわかっても、謝らない。中途半端なプライドにしがみつき、間違ったことを認めることができない。謝れないのは、自分が正しくて相手が間違っている、自分がよくて相手が悪い、と思っているからだ。 こんなオヤヂは、自分が悪いことが…

必要以上に声がデカい

オヤジの声が大きいのは、自分をアピールしようとするからだ。声の大きさは自信のなさの裏がえしである。だから、飲み屋なんかでは、周りの人たちに知ってもらって同意を取り付けようとする意識が働くのである。電車のなかでも、レストランでも、オヤヂの3…

いばる

オヤジは、いばる。いばっている状態を、自分をアピールできていると勘違いしているのだ。それがカッコ悪いということが、判らない。いや、カッコいいとさえ思っている。 品性のある人はいばらない。だから尊敬される。そんな人はカッコいい。 会社で役職に…

つま楊枝でシーハーする

オヤジはつま楊枝が大好きだ。お昼ごはんを食べた帰り道、みんなでつま楊枝をくわえてシーハーしている。本人たちは他人に「 イヤだなぁ 」と思われているなんて、ちっとも意識はありません。でも、つま楊枝はいつ使ったのかわからないように使うのがおしゃ…

立ち塞がる

オヤジは真正面に立ち塞がる。電車から降りようとする人を阻止するかのように。 なんとしてでも席に座ろうと、どれだけ降りる人がいようともかまわずに、オレが正義だとばかり誰よりも真っ先に乗り込んでくる。 「 降りる人が先ですよ 」 という言葉はもはや…

手を拭きながらトイレから出てくる

オヤジは、ハンカチで手を拭きながらトイレから出てくる。「 忙しいオレ様は、トイレへの時間でさえこうやって効率的に使っているんだぞ 」と自分で悦に入りながら。 でも、トイレからハンカチで手を拭きながら出てくるのは、今まさに、トイレで用を足してき…

ニオイに無頓着

オヤジは臭い。これはニオイが相手の気分を侵害していることに無頓着だから。タバコ臭い、整髪料がキツイ、コロン付けすぎ、などは本人は習慣なのであたりまえだと思っている。でも、相手は不快なのである。例えば、コピー用紙はタバコの臭いをすごく吸う。…

人の服の上に平気で座る

オヤジは電車で人の服の上に平気で座る。でも、自分がやられると怒るのである。 相手との距離をどれだけ保てるか、敏感さは品性である。人の服を平気でお尻の下に敷く人には品性がない。そしてオヤジはちょっと詰めて場所を開けてあげようとは思わない。自分…

傘をたたまない

ビシャビシャに濡れている傘をきちんとたたまない。電車はとても混んでいるのに。 一応閉じてます、なにか文句あるの、という感じで振り回す。あなたの神経は傘の先までも行き届いてはいないけれど、雫は廻り中に行き届くのです。 今日、たたまない傘でも手…

ネクタイをゆるめる

オヤジは、どこでもすぐにネクタイをゆるめる。それがカッコイイと勘違いしているのだ。品性のなさをあらわしていることに気づいていない。 リラックスしてよいのはプライベートな場所だけである。ネクタイをゆるめるということは、下着姿になるのと同じ意味…

スリッパを履く

オヤジはパブリックな場所でスリッパを履く。オフィスはもちろん、ホテルのロビー、新幹線のなか、飛行機のなかをスリッパでウロウロする。 スリッパというものはプライベートなものなのです。パブリックなところをスリッパで歩いてはいけません。そもそもス…

痰を吐く

近頃は少なくなってきたのだが、オヤジはところ構わず痰を吐く。 後ろの方から 「 かーッ」といういきり音が聞こえたら要注意。自分は名人だと思っているのだろう、通勤時間帯の地下鉄ホームであれどれだけ人がいようがおかまいなしに“ペッ”とやってしまう。…

ひとりでは昼メシも食えない

オヤジは昼メシを食べるのにみんなで連れ立って行く。部長様を先頭に、まるで石原軍団のように闊歩するのだ。入ったお店で人数分の席が空いていないと大騒ぎをする ( カッコわる )。 しか〜し、この誘いは断るわけにはいかないのだ。それはサラリーマンの…

上からモノを言う

オヤジは説教と自慢話しかしない。だから、いつも上からモノを言うのだ。 「 オレはこんなにすごいんだ 」と言うのは、実は本人自身はすごいとは思っていない不安のあらわれである。オヤヂが自慢を始めたら、この人は何か自信がないんだなと思って、黙ってそ…

オフィスでツメを切る

「 パッチ〜ン 」と、静かなオフィスに響き渡る。オヤジがツメを切る音である。ツメ切りを自分の机の引き出しの中に常備してあるのだ。 オヤジはオフィスでもプレイベートモードだ。自分の家と全く変わらず振舞う。靴下を脱いで足の爪まで切ってしまうのだ。…

………するのは○○だけだと責める

オヤジは根拠なく他を責める。「 ………するのは○○だけだ 」と。判断基準もロジックもなく、単に他とは違っているからというのは群集心理に付け込んだ乱暴な言いがかりである。 本人はそれがアンフェアだと少しも気付いていない。

自分でできることを人にさせる

オヤジはたとえ時間があっても、コピー取りを自分ではしない。「 コピーとりなんか、オレ様の役職と年齢から考えると、やるようなことではない。 」と思っているからだ。こんなオヤヂはエレベーターのボタンさえ押さない。細かな仕事を部下にやらせることで…

ところ構わず吸殻を捨てる

これだけ禁煙が広まっていてもオヤジは全く気にしない。気の向くまま本能のままにタバコをふかし、ところ構わず吸殻を捨てる。自分の手を離れた火のついた吸殻が他人のコートに穴を開けようが、ゴミに燃え移ろうが、知ったことではない。なんたって火をつけ…

人の話を聴かない

オヤジは人の話を聞かない。話を聞いて欲しい相手に対してさえ説教と自慢話をする。 相手が話し始めても、その話をとって 「 オレもね〜 」などと自分の話に変えてしまう。そして相手がムッとしていることにも気付かずにとくとくと話し続けるのである。オヤ…

他人から借りたモノを壊しても弁償しない

オヤジは他人から借りたものを壊したときには「 モノが悪い 」と言い張る。 「 簡単にこわれちゃったよ。だめだよこんな安物買っちゃあ。 」 モノを壊すと同時に、信頼関係も壊してしまう。

悪いのは自分以外の誰かのせいだと考える

オヤジは、自分の信じたいことを信じ、信じたくないものは無視する。親しい相手を讃え、厄介な相手は貶す。得意な分野にいつまでも拘り、不得意な分野はますます遠ざける。 自分は「まじめに働いている」と思い込み、何か悪いことが起きると「 自分以外の誰…

バッグを平気で人にぶつける

オヤヂは満員電車の中でもバッグを背負ったままだ。自分の背負ったデイバッグが他人を押しのけ通路も塞いでいることに気がつかない。まぁ、後ろに目はないからね。 自分の持っているバッグが他人の足を直撃していようが、肩に掛けたバッグが他人のわき腹に突…

別に否定する必要のない意見でも否定する

「 ○○って▲▲だよね 」 「 いや、それは違うよ 」 「 □□って美味しいよね 」 「いや、●●の方が美味しいよ 」 「 △△の本って勉強になるよね 」 「いや、あたり前のことしか書いてないよ 」 そう、分かった。アンタの方がエラいのね。

他人の頭の上で平気で新聞を大開きする

帰宅時の電車で座って本を読んでいると突然に目の前が暗くなった。新聞大開きオヤヂの出現だ。 オヤジは満員電車のなかでも平気で新聞を広げる。8面畳み読みという伝統の技を知らないのか、両手でおもむろに開く。そして老眼がきているので両手を前方下方向…

ニコニコしない

オヤヂはいつも不機嫌だ。決してニコニコ笑わない。常にムッとした表情をしている。相手を笑わせたいと思うことがあっても、自分が笑うのは負けだと思っている。暗くて冷静そうなほど難しい顔をしているほど優秀だ、笑わないことはカッコイイとさえ思ってい…

座るときは大股を開く

オヤヂは必要以上に股を開いて座る。ホテルのソファ、会社の会議室、ところかまわず股を開く。どんなに混んでいようが電車の座席では3人分の場所を占有する。開いた股の間に象でも飼っているのかと思って見てみるが、そんなことはない。そうやって確保した…

「 オヤヂをやめよう 」キャンペーン

オヤヂとは中年の域に達したダサイ男性のことだけを言うのではなく、品性と感性に欠けた全ての者を言うのだ。 < 日本人品格向上委員会代表理事 クレイトン大学教授 安岡 篤人 > 人が人を尊重し、日々の生活に感謝し、何気ないことにも感動できる。 この住…