2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いくら頼んでも払ってくれないんですよ

今ではもう大騒ぎをしていないようだが、例の「 給食費不払い 」問題について学校関係者と話をする機会があった。 「 給食費を意図的に払わない不届きな親がいる 」という論調でマスコミは大騒ぎしていたけれど、当事者としての学校側が悩んでいるのはお金を…

千鳥饅頭

香ばしいカステラの風味と上品なあんこの甘みがとろける。 千鳥饅頭(ちどりまんじゅう)は、1927年(昭和2年)に福岡県飯塚市の千鳥屋で誕生したお菓子である。南蛮菓子の一種である丸ボーロを皮にしてこしあんを入れる饅頭を当時の千鳥屋の主人であっ…

ランキングって必要ですか?

私たちはランキングが大好きである。 とりあえずタイトルと順位さえ見れば全体のことが判ったような気分になる。たいして頭を使わず簡単でありがたい。メディアが手を変え品を変えランキングを公表するのは、需要があるからだ。 CSRランキングもいろんな…

会社の最も大切な資産は「 信用 」 である。

CSR活動として社会貢献だとか、環境保護だとか、コーポレートガバナンスだとか、いろいろ言われているが、いった何のためにそんなことをやっているのかという根本的な議論がない。妙なCSR指標のおかげで、CO2の削減量とか、エネルギー使用量とか、…

目標の数値化

日本公認会計士協会がCSR目標の数値化に向けての報告書を発行している。 『経営研究調査会研究資料第1号 CSR情報に関するKPIの選択とその開示― CSR情報におけるKPIマネジメント活用に向けて ―』 (前書きから抜粋) 「本研究資料は、KPI( Key Perfor…

アメリカのモノマネから脱却しよう

アメリカ式のコーポレートガバナンスや経営術、会計方式などが理想であるとして、グローバルスタンダードだと誤魔化してまで導入してきたのがわが国の官僚や学識経験者である。 「 企業は株主のもの 」とか、ROE( 株主資本利益率 )経営だとか、時価会計…

ありがとう。

" 美穂 " さん、" 仁志 " さん ご両家のみなさま、本日はおめでとうございます。 私には娘が2人います。上の娘はこの4月に高校生になりました。手の平に乗るような、ほんとにちっちゃな時から一生懸命に育ててきました。子どもを育てることで初めて、「 自…

私の上司は…

暇にまかせて勝手に家の片付けをしたら、奥さんからずいぶんと叱られた。気を利かせて頑張ったつもりだったのだが、「 どうして、いるのかいらないのかを聞かなかったのか 」、「 捨てる前に、何故相談をしなかったのか 」と厳しく詰問された。「 私はいらな…

赤福

餅の柔らかさ、あんのきめ細かさ、絶妙なバランスにたちまちとりこになる。 伊勢神宮内宮の旧参道沿いに切妻造り妻入りの歴史を感じさせるお店、「 赤福 」。お菓子の名前そのものが店名である。赤福は、つきたての餅の上に小豆あんをのせただけのシンプルな…

サブプライムローン問題とは

2日続けてサブプライムローン問題に関連したことを書いておりましたため 「 どういうことなのかきちんと説明して欲しい 」とのメールをたくさんいただきました。 「 米国のサブプライムローン問題 」とは、通常であれば住宅ローンを組めないような信用リス…

評価会社は信用できますか

サブプライムローン問題で格付け会社に調査が入っている。恣意的な格付けを行った責任が問われている。欧州連合(EU)も、ポルトガルのポルトで開いた非公式財務相理事会で、米国の低所得者向け住宅融資(サブプライムローン)焦げ付き問題をめぐり、格付…

納得できれば投資する

欧米に比べてSRIが広まらない。業界関係者は「 政府の支援策がないから 」とか「 投資家の意識が低いから 」とか、他人のせいにばかりしている。 でも自分のお金を出す側としては、「 ほんとうに、SRIって社会の役に立っているのですか? 」 と言いた…

死傷事故は教訓にならなかった…

あのいたましい死傷事故を起こした大阪府吹田市の遊園地 「 エキスポランド 」 で9月15日にまたもや事故が発生した。しかし会社側はそのことを公表せずに16日も営業を続けた。( 9月16日 読売新聞 ) エキスポ社の日高更正取締役は「このようなトラ…

五勝手屋羊羹

琥珀色の羊羹からずっしりとした重厚な味わい。 金時豆で作った流し羊羹である。 箱の蓋を開けると艶やかな琥珀色の羊羹が姿を見せる。あずき系の羊羹とはちがって、ずっしりとした重厚な餡の旨みとほどよい甘さに病みつきとなる。いまどき流行のさっぱりし…

誠実な商売ですか

私の住んでるマンションの、表通りを隔てた向かいの少し入り込んだ先に携帯電話の販売店がある。表通りは結構人通りが多いのだが、その店は道から少し引っ込んだビルの2Fにあるため、お客さんがくるのかなと余計な心配をしていた。ある日から、その店の販…

未来を作る投資家になろうキャンペーン

> =====(ここから開始 『 田口トモロヲ 』 風に ) ======================== お金さえ儲かればそれでよしとしてきた企業が淘汰され始めています。 これからのビジネスに求められるのは、 文化であり、美学であり、従業員、お客さま、地域社会、 そして環境…

経営方針を具体的な行動イメージに落とし込む

多くの会社では、もっともらしい 「 経営方針 」 を掲げている。そしてそのほとんどが抽象的な内容であることが多い。しかし、どうすればその経営方針を実現することができるのかまでを具体的にしている会社は少ない。 行動が明確にイメージできなければ、経…

玉椿

すう〜っと糸を引くような求肥餅の柔らかさのなかから、ほどよい甘味の黄味あんが溶け出す。 玉椿は可憐な乙女椿を模したお菓子。薄紅色の求肥でしっとりとした黄味あんを包み粉糖を散らしたかわいらしい形は、見てるだけでおいしさが伝わってくる。天保3年…

あれこれと 《 その14 》

「 欧米では… 」 というものまねや追従を脱却して世界にない日本発のSRIを創りましょう。私たちが自分自身の手でこの世の中を良くしていくために。 これからのCSR企業を育てるために … 「 グローイングCSR ファンド 」 脱ものまね・批評より実践 … …

アンケートにみる安直さ

かつて企業のCSR担当だった頃、秋といえばアンケートの季節でした。アンケート用紙がみるみる机の上に山積みになります。評価会社やマスコミ、研究機関に行政と、よくもまぁ、こんなに…… 、と笑ってしまうほどです。 私が回答していたアンケートは、 結果…

鯛は頭から腐る。会社も頭から腐る。

上場企業は来年4月に施行されるJ−SOX法( 金融商品取引法における財務報告に係わる内部統制 )対応に大わらわである。どこの会社へ行っても聞かされるのがSOX法対応への大変さと不満。いままでやってきたことが否定され、こと細かく文書で証明しなけ…

うさぎやのどらやき

ふわっとして見るからに柔らかくておいしそう。 こんがり焼きあがったつややかな黄金色の皮。あんこでふくらんだ、大ぶりで、明らかにそれとわかる手焼きの形。北海道・十勝産の上質の大納言小豆のあんを、小麦粉、卵、砂糖、蜂蜜でふっくらとした厚めの皮で…

展示会でのこと

都内某ホテルで企業紹介の展示会がありました。アドバイザーとして、というとなんだかカッコいいけれど、実は人手が足りなかったので駆り出されてブースで説明を手伝っておりました。 「 ねぇ、お水がないんだけど … 」 ホテル側が休憩ブースに設置してある…

グローバル経済の常識をひっくり返す

お金を貸すことがなぜ貧困の解決策となるのかと尋ねられたとき、グラミン銀行総裁のムハマド・ユヌスはこう答えた。「 経済学者の中には、雇用を創造することが貧困問題の解決策だと言う人がいる。しかし、雇用は正しく創造されなければ、貧困を永続させるだ…

あれこれと 《 その13 》

SRIを喧伝する方が強調する、「 CSRに優れた会社は、投資対象として良い( = 儲かる ) 」 という考え方はそもそも成立するのでしょうか。CSRに費用をかけることのできる会社には余裕があるし、将来の必要性に備えて投資をしているということでし…

を実践する人たち

以下のメールをいただきました。 CSRレビューには今後、企業の報告書担当者のインタビュー記事をのせたりしたいのですが、どうしてか協力してくれない企業がほとんどなんです。 彼らの気持ち、よく判ります。企業の人間は一方的に評価される側なのです。…

あれこれと 《 その12 》

「 社会的、倫理的に正しいことをしている会社 」 という範囲に投資対象銘柄が制限されることは、投資チャンスを制約することになりますし、投資対象の業種などに偏りが出る可能性もあり、理論上は 「 優れている投資手法 」 ということにはなりません。 C…

会社の格付け、人の格付け

引退するかどうかと責められた朝青龍の「 横綱の品格 」、ベストセラーになった 「 国家の品格 」、売れているそうな 「 女性の品格 」。 このところ、いたる場面で品格を論じる人たちが増えている。他人の品格を非難する人たちは、自分には 「 品格がある …

栗屋西垣の純栗羊羹

9月に入ると、「 今日は栗屋西垣さんから連絡が入っているかな 」と毎日が楽しみになる。今年採れた新栗だけで練り上げる 「 純栗羊羹 」の季節が到来したのだ。 純栗羊羹は、味で名高い丹波栗ばかりを練り上げ寒天と砂糖だけを加えたもので、栗片が羊羹の…

プラネタリウム作りました

先月買っておいた、組み立て式のプラネタリウムを半日がかりで作りました。手先は器用だったはずなのに、恒星球( 星の素になる、穴の開いている板を組み合わせてつくる球体 )の組み立てに四苦八苦。かなりいびつになったが、気にしない、気にしない。とに…