玉椿

すう〜っと糸を引くような求肥餅の柔らかさのなかから、ほどよい甘味の黄味あんが溶け出す。


玉椿は可憐な乙女椿を模したお菓子。薄紅色の求肥でしっとりとした黄味あんを包み粉糖を散らしたかわいらしい形は、見てるだけでおいしさが伝わってくる。

天保3年( 1832年 )、姫路藩 酒井家5代目城主、忠学と11代将軍家斉の娘、喜代姫との婚礼を祝って家老の河合寸翁が伊勢屋に命じてつくらせたものといわれている。


日本橋高島屋では毎週木曜日が入荷日。数が少ないためお買い求めは午前中に。
あっ、今日じゃないの。早く買いに行かないと…。