2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

より善く生きる

われわれ俗人は基本的に人間としては素人である。よくてもアマチュアである。その普通のアマチュアから、より良きアマチュアになれるかどうかが人生の課題なのだと思う。 企業の倫理も個人の良心ももはや壊滅的に思えてしまうこんな時代だからこそ、あえて訴…

良い人になりましょう。

一日を幸せな気分にして人生までをも変えることができるのは、ちょっとした思いやり、すなわち、微笑み、心遣い、ほめ言葉、親切である。 社長であれ、PTA会長であれ、思春期の娘と会話がしたい男親であれ、ナイスなパワーは、なかなか目標が達成できない…

日本の経営を支えるもの

それは現場の力である。経営者が自分の保身しか考えていなくとも日本の会社がこれまでもってきたのはひとえに「 現場の力 」である。そして経営の全ては、つまるところ経営戦略などではなく経営人材に負っているのである。 経営や企業統治を担う人々の質が劣…

翠江堂のいちご大福

まちがいなく東京で一番美味しい それは八丁堀にある翠江堂の「 いちご大福 」 。いちご大福のために栽培しているいちごを、あっさりめの小豆のこしあんでさらりと包み、とろけるような薄いお餅にくるんでいる。2、3粒入った少し塩味のきいたエンドウ豆が…

社長がやる2つのこと

すごいなぁ、と感じさせる社長には共通のことがある。 難しいことではない。極めてシンプル。 それは、 嘘をつかない 目指すゴール、理念を社員に言い続ける この2つのことに最も熱意を込めている。 あなたのところの社長は嘘をついていませんか? 企業理念…

名物かまど

ほろっとした皮が香ばしく 瀬戸内海の浜辺はかつて製塩業が盛んであった。塩田と呼ばれる広大な敷地のなかに、凝縮した塩水を煮詰める“ かまど ”の煙が立ち上っていた。香川県は坂出市のかまど総本店の「 名物かまど 」は、その製塩に使われたかまどをモチー…

SOX法と社内評論家

あるべき論に終始し、力不足の同僚を説教し、決して自分では行動を起こそうとしない、あるいは行動しようにも行動の技術が伴わない人は「 評論家 」と陰で言われ、疎まれる。誰かが成功をおさめると「 オレもそれは考えていた 」と必ず言う、そんな社内評論…

幸せな人は、自分より上は見ない

人間社会はすべて比較論で成り立っている。よく「 人は人、自分は自分 」と言われるが、現実的にはそんなふうに達観することは不可能に近い。人間というのは他人と自分を比べずにはいられない動物だからだ。 ギャンブルを楽しむコツは、勝つことを目的にしな…

年金官僚たちの言語道断の非道

当該箇所を文芸春秋記事より抜粋。 (前略)「当時、厚労省は名寄せプログラムが開発できなければ、5千万件の中身の精査もできないと繰り返していた。官邸サイドは完璧に解明できなくても、せめて性別だけでも報告するよう、さんざん厚労省をせっついたので…

君子の交わり

何であれ、自らの情緒は正義だと信じている人は度し難い。多くの人々が少数派の情緒に寛容になれば、世界はずいぶん平和になるだろうと思う。大義名分の下に自分の秘かな欲望を満たそうとする行為が、人間として最も下品な行為なのだ。 他人に自分の心の中に…

野趣村情 ( やしゅそんじょう )

懐かしさをふっと感じる黒糖まんじゅう こしあんがしゃりっと硬めの黒糖生地に包まれて、見た目は丸い黒棒 ( 福岡名産の黒糖密をかけた駄菓子 )。小さめのまんじゅうの中にこしあん。黒蜜でコーティングされた皮がしゃりっとさくっと硬めで香ばしい。なん…

吉備団子

桃太郎伝説のお団子は 岡山県備前に残る桃太郎伝説。廣榮堂本店の吉備団子はそんな吉備路に因む岡山の名物である。備前産のもち米の粉に水飴、砂糖を混ぜて煮、風味を出すために“ きび ” を加えて練って固めた求肥餅。口あたりは柔らかく、弾力があって淡い…

鶏卵饅頭

直径1センチほどの可愛い饅頭 愛媛県今治市にある一笑堂の鶏卵饅頭は、直径が1センチほどの卵形をした見るからに可愛いらしいお饅頭である。箱を開けると、卵が押し合うように入っている。特徴は単に小さなだけではなく、小豆あんをくるんだ小麦の生地は水…

白松がモナカ

パリッとした皮にこってりのあん 最中をモナカとカタカナにしたモダンさが評判の専門店の最中。北海道十勝の契約農家で作られた良質の小豆と、吟味した地元宮城産のもち米を使ってこだわりで作られる。パリッとしているが崩れにくい皮に、粒の余韻を残した甘…

志ぐれ

羊羹のようであり、ういろうのようであり 江戸時代、大洲城の城下町時代の300年前にあったお菓子を再現したのが、富永松栄堂の「 志ぐれ 」である。大洲には戦災に遭わなかった古い町並みがそこここに残る風情のある町。そこに、この明治8年に再現された…

阿闍梨餅

相性のよいもっちりとした皮とあん 餅と名づけられてはいるが、見た目は御座候( 大判焼き )のよう。 もっちりとした皮とあんとが絡み合って、独特の食べ応えを醸し出す。皮にはさまざまな素材を練り合わせた餅製の生地が使われており、大納言で作った粒あ…

大手まんぢゅう

透けるような皮に甘酒の香りがほんのりと 岡山備前の名物饅頭である。全国に薄皮饅頭は数多くあれど、伝統とともに豊かな風味を伝えて今も人気なのが、大手饅頭伊部屋の大手まんぢゅう。備前藩主池田候がこよなく愛したというこのまんぢゅうは、良質の備前米…

白羊羹

自然な飴色が美しい白い羊羹 少し黄味がかった、透明感のある白色をした羊羹。「 白羊羹 」は山陰は米子の伝統銘菓である。原料となる白小豆が大山山麓で収穫されていたことから作られてきたお菓子だが、現在は上質の手亡豆( 白インゲン )を使っている。 …

金露梅

チョコレートコーティングされた白あんがほっくりと 金露梅というのは梅の花に似たバラ科の植物。これをモチーフにしたのが徳島はあづまや製菓の 「 金露梅 」。梅の花のカタチをした一口大のお菓子である。 高級和菓子には欠かせない和三盆と呼ばれる徳島で…

元祖明治饅頭

ふっくらした皮が白あんと相まってうまし 白インゲン豆を炊き上げたあっさりした白あんに、ふかふかの「 皮 」のうまさが絶品の小判型のお饅頭。 新潟県柏崎駅前にある美野屋の名物饅頭である。元祖を名乗るように、明治天皇の北陸御巡幸を記念して創られた…

黒糖ドーナツ棒

なんだか懐かしく、優しい味 「 黒糖ドーナツ棒 」は、小麦製の生地に黒糖蜜を染み込ませた棒状の揚げ菓子(直径2センチ、長さ10センチ、18グラム)。サクッとした食感とともに、黒糖の独特の香りとコクのある甘みが広がる。 油で揚げてあるのにしつこ…

末広堂のうすかわまんじゅう

加賀百万石の味 金沢兼六園にある末広堂の和菓子はあんこがおいしい。特に、江戸時代から作られていたといううすかわまんじゅうは、今でも手作りで時代にあった味を楽しませてくれる。 しっかりしているのにほっくりした食味のあんを、ほんのり塩味がきいた…

老伴 ( おいのとも )

幸福と長寿の最中羊羹 三重県松阪の縁起菓子。一見最中のように見えるが、最中の皮の中には手忙餡の羊羹が流し込まれていてその表面は糖蜜で固められている。最中皮も中の羊羹もちょっぴり固めだが、口にするとサックリと割れた皮と羊羹とが舌触りよく溶け合…

松露饅頭

まぁるくて、ちいさくて、おいしい、カステラ饅頭 松露饅頭 ( しょうろまんじゅう ) は佐賀県唐津市の銘菓。 こし餡をカステラ生地で丸く包んだ形が、日本三大松原のひとつである唐津の観光名所、「 虹の松原 」 に毎年春になると生える高級食用キノコであ…

私たちの一歩から世界は変わりはじめる

本が慢性的に不足しているネパールで、「 必ず本を持って帰ってくる 」と約束し、その約束を実現することをきっかけに世界最大級のNPOを作り上げるまでにいたった、元マイクロソフトのエグゼクティブという地位を捨てて社会起業家となったジョン・ウッド…

バレないように悪いことをしたものの勝ちです

でも、バレなければ何をやってもいいかというと、やっぱりどこか心が痛みます。誰も見ていなくても、悪いことをすれば罪悪感を感じてしまう。 それが普通です。それは、なぜなんでしょうか? そのことを深く考えてみるなら、私たちはみんな心の深いところで…

正直に生きる。正しく生きる。

コンプライアンスを難しく考える必要はない。 「 正直じゃない。正しくない。」 ことはしない。ただそれだけ。コンプライアンスなんていう言葉が世の中に満ち溢れているのは、「 正直じゃない、正しくない 」ことが横行しているから。そこで言われているコン…

自分で言うのもなんですけど

私は「 コンサルタント 」に対してアレルギーがあります。フィーの安いコンサルタントは、安い分だけ仕事がお粗末で話になりませんが、莫大なフィーをとるコンサルタントがいい仕事をするとは限りません。ともかくも、なんでもかんでもコンサルタントを使う…

これまでの不払いは不問にします

土曜日にNHKの集金人さんが、また不払い者の説得にやってきた。私は仕事でいなかったので奥さんが話を聞いた。「 3ケ年経営計画 」の説明を受け、支払わない場合には民事手続きを行うが、素直に支払いに同意した場合にはこれまでの不払い分については不…

一六タルト

柚子の芳香が匂う 口元に運ぶだけでスーッと匂う柚子の芳香。口にすると、ふわりと柔らかなカステラの舌ざわりにしっとりした湿りを含んだあんの甘さが続く。 「 タルト 」 は小豆あんをカステラで巻いた棹物菓子で藩政時代からの松山の銘菓。初代松山藩主松…