バレないように悪いことをしたものの勝ちです


でも、バレなければ何をやってもいいかというと、やっぱりどこか心が痛みます。誰も見ていなくても、悪いことをすれば罪悪感を感じてしまう。 それが普通です。

それは、なぜなんでしょうか?
そのことを深く考えてみるなら、私たちはみんな心の深いところでは、 「 モノを超えたものがある 」ということを 感じているのだということが分かります。 でも、それはとても繊細ですぐに消えてしまうような頼りない「 感覚 」です。


健康的で幸せな生活は、恐らくこの「 感覚 」によって支えられています。
いつ交通事故にあうかも分からない、いつ不治の病に罹るかもしれない、いつ通り魔に襲われるかもしれない、こんな世の中で悠々と生きていくためには、どうしてもこの「 感覚 」は必要なのです。
同時に、しっかりと地に足のついた客観的、科学的な姿勢も失うことなく、バランスよくこの「 感覚 」を大切に育てないといけません。


そしてそのことは大人たちだけではなく、大切な子どもたちに教えなくてはならないのですが、それを伝えることのできる大人は、今ほとんどいません。

モノが大切と教える人はごまんといます。モノを超えた見えない世界を教える人もいます。 しかし、その両極のバランスを教えてくれる人が今の世の中には圧倒的に足りません。

生きていくことも経営も、モノがすべてではありません。