2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

人が生きる意味

合理化の時代である。コンピュータ文明が発達し、人がいなくても、誰がやっても、モノが作れるようにする工夫と仕組み作りに加熱している。そこにおいて、合理的ではない、無用だ、と削り取られていくもののなかに、人が生きていく上で大切な要素が大量に含…

すごい春。

ドバドバ咲いた桜が風に舞って、すごい春です。 楽しくて楽しくて、ずっと桜吹雪の道を歩いて帰りました。 今年も春を迎えることができました。 とても幸せ。

弘法さんの「 どら焼 」

弘法大師の縁日に 笹屋伊織の「 どら焼 」は棹物菓子である。小麦粉に蜂蜜、水飴を混ぜた生地を薄く焼いた皮で、こしあんを幾重にも巻いて筒型にして、竹皮できっちりと包んだお菓子。 食べる時には竹皮のまま輪切りにして出す。切り口が年輪のように美しい…

管理部門の肥大化

本社は会社の風土を代表する。悪い本社から、よい支店や工場が生まれることはない。 官僚主義がカビのようにはびこっている会社がある。本社官僚たちは権限を利用して、支店や工場に無用かつ不当な要求を繰り返す。膨大な資料を作らせる、呼びつける、難クセ…

はびこる官僚体質

本社はすべての権限が集約され会社をリードするところのはずである、しかしその自覚も能力もなく、ただ君臨するだけの本社がある。 本社の官僚化は手続き主義に陥ることから始まる。 無能な官僚たちは、支店に膨大な資料を要求し、呼びつけ、審査と称する手…

トップは先見性が大切

この言葉がマスコミは大好きである。成功した経営者は全て 「 先見性 」があって、失敗した経営者は先が読めなかったことになっている。 それはなぜか。成功を後付けで解釈するからである。 成功する経営者は、「 自分は何もわかっていない 」 ということが …

会社のために、という嘘

かつて日本の社会には、いわゆる「 ムラ社会 」 が形成され、その利益を守るためには不正も容認されるという閉鎖的な体質がありました。会社も同じで、「 会社ムラ 」の中に不正を隠しこんでおくのがよしとされる雰囲気がありました。これに従わなければ裏切…

中間管理職の仕事は部下の管理ではない

そもそも、上司に監視されなければ仕事ができないような部下なら、会社には必要のない人間だ。 管理職は人を管理するのではなくて、仕事を管理するのである。部下は 「 管理 」するより 「 信頼 」して、その仕事の成果に視点を置かねばならない。中間管理職…

ネクタイをゆるめる

オヤジは、どこでもすぐにネクタイをゆるめる。それがカッコイイと勘違いしているのだ。品性のなさをあらわしていることに気づいていない。 リラックスしてよいのはプライベートな場所だけである。ネクタイをゆるめるということは、下着姿になるのと同じ意味…

スリッパを履く

オヤジはパブリックな場所でスリッパを履く。オフィスはもちろん、ホテルのロビー、新幹線のなか、飛行機のなかをスリッパでウロウロする。 スリッパというものはプライベートなものなのです。パブリックなところをスリッパで歩いてはいけません。そもそもス…

動機づけ

経営の教科書には、必ず動機づけの大切さが記されている。動機づけをすれば、人は意欲を持ち、能力を高めて働いてくれると。 しかし、これはほんとうなのだろうか。 働く動機は人それぞれである。また、簡単に他人から動機づけなんぞされるのだろうかと思う…

軽羹( かるかん )

薩摩伝統の銘菓 軽羹は、薩摩藩島津斉彬公に呼ばれた播州明石の菓子職人、八島六兵衛が創製したといわれている。鹿児島伝統300年有余の銘菓である。 材料は米の粉と白ザラメ、自然薯のみで、棹状にして蒸籠で蒸し上げる。純白で、淡く上品な甘さ、しっと…

自分のものとする

過去の 「 常識 」を これからの「 非常識 」 とする思考や行動の転換は、たやすくできるものではない。ある人は、頭では分かったけれど、自分の問題とはならず、やらされ仕事となり、上司の指示、会社の方針だからと、ほかに責任を転嫁して仕事を部下に指示…

欠如していくもの

「 ○○力 」という言葉が流行っている。論理的思考力、コミュニケーション力、質問力、とキャッチーな言葉が続く。これらは確かに重要な能力である。しかし、「 ビジネスには 『 ○○力 』 が大切だ 」という機能分解的、分析的なものの見方には賛同しかねる。 …

管理社会は不機嫌 その2

管理している側の人間が不機嫌なのはポーズであることが多いけど、管理されることに慣れて不機嫌になってい人たちがいる。 というのも、管理されることがあたりまえとなって、それに従わない他人を許せないのである。迷惑だなぁ、勝手だなぁ、と考えるほど機…

みすゞ飴

和風ゼリー 飯島商店の 「 みすゞ飴 」は長野を代表するお菓子。飴と名は付いているが、実は寒天ゼリー。果実王国長野の、葡萄、りんご、杏、桃などの新鮮な果樹を寒天で固めたもの。それぞれの果実の色と香りがきれいで甘味もさわやか。ほどよい噛み応えで…

神戸の瓦せんべい

固そうで柔らかく 讃岐高松の瓦せんべいは有名だが、洋菓子一色のような神戸の街にも瓦せんべいがある。 亀井堂總本店の「 瓦せんべい 」は、小麦粉に砂糖、鶏卵、蜂蜜を混ぜて練り、鉄板の上ではさみ焼きしたもの。歯ごたえはパリッとしているが、見た目よ…

管理社会は何も生まない その2

日本でエリートと呼ばれる人たちというのは、結局、管理が上手な人たちのことである。役人は言うまでもなく、CEOとかCFOとかの会社のエライさんたちの仕事だって、早い話が管理をすること。そして、近頃は無闇やたらにそんな仕事ばかり。 極端な例かも…

プレゼントを贈るのはスキルだ

プレゼントは大切にしたい人との繋がりを大事にする気持ちを伝える手段だ。 お中元でもお歳暮も同じ。大事なことは気持ち。惰性になってはいけない。なんとなく気持ちの入ってないプレゼントが存在していることも確かだから。 そう言ったのは誰だったか忘れ…

内部統制とビジネスは水と油

2008年4月から施行のJ−SOX法( 金融商品取引法 − 財務報告に係る内部統制 )のおかげで、今、公開企業はその対応に大わらわである。 J−SOX法で求められている内部統制とは、会計処理において不正やミスが起きないための仕組みである。具体的に…

素直な心

とらわれない心である。自分の利害とか感情、知識や先入観などにとらわれずに、物事をありのままに見ようとする心である 経営というものは、( 素直な心で )天地自然の理にしたがい世間大衆の声を聞き、社内の衆知を集めて、なすべきことを行なっていけば必…

売り上げには影響はありません

電通が日本国内の総広告費と媒体別・業種別広告費を推定した「 2007年日本の広告費 」を発表した。総広告費は、初めて7兆円を突破、インターネット広告、特にモバイル広告費が急成長している。 新聞、テレビ、ラジオ、雑誌のマスコミ4媒体は3年連続して…

さなづら

山の恵み 「 さなづら 」とは山ぶどうの一種。菓子舗榮太楼の「 さなづら 」は、この山ぶどうを濃縮ジュースにし、天然の寒天でねっとりと練り上げてゼリー状に固めたお菓子。 冷やすと、素朴だが甘酸っぱく芳醇なぶどうの香りが一段と引き立つ。添加物を一…

釣鐘まんじゅう

四天王寺さんの大梵鐘 593年、聖徳太子によって建立されたと云わる日本最古の宮寺、四天王寺。明治33年(1900年)、地元の有志によって四天王寺に大梵鐘が奉納され、その奉納記念として四天王寺の門前で売り出されたのが釣鐘を模した「 釣鐘まんじ…

痰を吐く

近頃は少なくなってきたのだが、オヤジはところ構わず痰を吐く。 後ろの方から 「 かーッ」といういきり音が聞こえたら要注意。自分は名人だと思っているのだろう、通勤時間帯の地下鉄ホームであれどれだけ人がいようがおかまいなしに“ペッ”とやってしまう。…

ひとりでは昼メシも食えない

オヤジは昼メシを食べるのにみんなで連れ立って行く。部長様を先頭に、まるで石原軍団のように闊歩するのだ。入ったお店で人数分の席が空いていないと大騒ぎをする ( カッコわる )。 しか〜し、この誘いは断るわけにはいかないのだ。それはサラリーマンの…

よかったこと

一日を振り返ってみて、よかったことナイスなことを思い出してみましょう。「 良いことなんてそうそうにないよ 」というあなたは、小さな幸せ、小さなよかったを見逃しているだけかもしれませんよ。 今日のお昼は何を食べましたか? おいしかったですか? 誰…

ダメージを与えてくれる広告

「 ベルリッツに訪れる人の、何と70%が、友人からの紹介です! 」 それだけ支持されているんだよと言いたいらしいのですが、この広告、果たしてどうなんだろう。自分のところだけで統計されてもねえ。例えば、ベルリッツに来る人が10人しかいなくても、…

お父さん、ご馳走だね!

私が開いていた料理本を横から覗き込んだ娘が、「 お父さん、ご馳走だね!」と言う。 不憫である。 この本は、「 豪華フランス料理フルコース 」とか、「 一流料亭のお薦め懐石 」などではなく、 「 粗食のすすめ レシピ集 」なのだから。 メタボ防止に絡ん…

福井の水ようかん

冬の風物詩 福井の冬はこたつに入って水ようかんを食べる。これが常識。なぜだか分からないが、福井の人たちにとっては「 昔からそうだから 」。 水ようかんは、冬場だけ(11月〜3月末まで )販売される季節限定のお菓子である。その特色は、黒糖が小豆の…