会社のために、という嘘


かつて日本の社会には、いわゆる「 ムラ社会 」 が形成され、その利益を守るためには不正も容認されるという閉鎖的な体質がありました。会社も同じで、「 会社ムラ 」の中に不正を隠しこんでおくのがよしとされる雰囲気がありました。これに従わなければ裏切り者として 「 ムラ八分 」にされたりもしたのです。


時代が変わっても、“ 会社のために ”という大義名分がまかり通っています。でもここには浅はかな私利私欲が隠されていることがあります。この口実の下に、「 不正が容認されたり」 「 自己の立場や個人的な利益を守ることが優先されたり 」 しています。不純な動機が耳ざわりのよい大義名分のオブラートに包まれ、正当化されているのです。


問題が発生したらすることは一つ。自分たちの責任で事実を直視し、解決していくしかないのです。