志ぐれ

羊羹のようであり、ういろうのようであり



江戸時代、大洲城の城下町時代の300年前にあったお菓子を再現したのが、富永松栄堂の「 志ぐれ 」である。大洲には戦災に遭わなかった古い町並みがそこここに残る風情のある町。そこに、この明治8年に再現されたお菓子が良く似合う。


小豆に砂糖を加え、うるち米粉を混ぜて蒸し上げたもの。小豆が透けて見えてまるで羊羹のようであるが、舌ざわりはういろうそのもの。さっぱりとした甘さが小豆の風味を引き立てる。