阿闍梨餅

相性のよいもっちりとした皮とあん



餅と名づけられてはいるが、見た目は御座候( 大判焼き )のよう。
もっちりとした皮とあんとが絡み合って、独特の食べ応えを醸し出す。皮にはさまざまな素材を練り合わせた餅製の生地が使われており、大納言で作った粒あんを入れてしっとりと焼き上げている。

阿闍梨というのは密教において厳しい修行を重ね、秘法を伝授された高僧のこと。その阿闍梨が修行の際に食するために作られたといわれている。形も、修行しているときにかぶる、竹で編んだあじろ笠をかたどっているとの由。