末広堂のうすかわまんじゅう

加賀百万石の味



金沢兼六園にある末広堂の和菓子はあんこがおいしい。特に、江戸時代から作られていたといううすかわまんじゅうは、今でも手作りで時代にあった味を楽しませてくれる。
しっかりしているのにほっくりした食味のあんを、ほんのり塩味がきいた皮で包んで黒胡麻をのせてしっとり焼き上げている。薄皮はあんと一体となってもちもち感があるのに口の中で溶ける。胡麻の香り芳しく美味なり。


小ぶりなまんじゅうなのだが力強い味で十分な食べ応えがある。第二十三回全国菓子大博覧会 内閣総理大臣賞受賞