双方の言い分を聞く


裁判のときには当事者双方から言い分を聞かなければならない、という意味の法格言があります。英米法で Due Process とか Natural Justice とか呼ばれている原則です。双方の言い分を聞くことは、民主主義の世界に住むのであるならば人と人との権益が衝突する裁判の場だけではなく、ふだんの日常にも活かしていかなければならない原理だと思います。


マスコミ報道には記者のバイアスがかかった一方的なものが多いように感じます。関係者の個人的なブログには事情が分かるようなものがあるのですが、これも偏ったものかもしれません。ビジネスでも同じです。一方的な話というのはあり得ません。事実を知り判断するには、双方の言い分を聞くことです。