行動から


テレビや新聞からの受け売りの国家天下論を好む人が多い。そんな人たちは決して主語に自分をもってはこない。〜すべき主体は国や社会や自分以外のみんな、なのである。自分抜きの正論、べき論はとても気持ちがよい。自分があたかも正義の味方になったかのように思える。


今の日本は社会全体が知らないうちに甘い体質になってしまったのだろう。声高に言っていれば誰かが何かをしてくれると思っているかのようだ。民主党しかり、日教組しかり。日本が困っているのは、正に、日本という国家に依存する個人が多すぎることである。ママゴトのようなことをする前に真剣に行動してほしいものだ。どんな判断をしても必ず反対勢力は存在するし、どんな施策をとっても必ず失点はある。リーダーには勝利もなければ失敗もない。あるのは一喜一憂を抑えて少しでも前進することだ。
精神的自立はある意味「 孤立 」を意味する場合が多い。常に現実を直視し、他人の意見に耳を傾けながらも、自分で判断し、失敗は自分で噛み締めなくてはならない。それに耐えられないならば自立したとはいえない。


日本に依存しない日本人こそ日本に貢献できるのだと思う。高邁なことを言わずに静かな信念を持ち、小さな行動を続ける人を尊敬しています。