管理社会は不機嫌


気がつくと、どこででも「 管理 」をしっかりやれという話ばかりになっている。
自由と「 管理 」、組織と「 管理 」、仕事と「 管理 」のように、 ××と「 管理 」で対立してしまい、いろいろな問題がその時点で終わらされてしまう。管理できないものは検討の対象にすらならないと。


そして「 管理 」の仕事をしている人はだいたい不機嫌である。いつも 「 ぶすっ 」 としている。なぜなら、管理は不公平であってはいけないから。ある人には笑って、別の人には笑わない、となったら管理者としては不公平であると考えているかのようだ。だから管理する人はいつも不機嫌そうな顔になってしまう。不機嫌そうな顔しているとエラそうに見えると自分では思っているということもあるのだが。
かくして今の世の中は不機嫌な社会なのである。