羽二重団子

芋坂の団子屋



正岡子規森鴎外が好んだ根岸は芋坂の団子屋が、文政2年(1819年)創業の 「 羽二重団子 」。初代庄五郎が、音無川のほとり芋坂に「藤の木茶屋」を開業し、街道往来の人々に団子を供したのが始まり。ここの団子が、きめ細かく羽二重のようだと賞され、それがそのまま菓名となって商号も「羽二重団子」となった。


15cmほどの串に4ケの平らな団子を刺しており、生醤油の焼き団子と、こしあんのあん団子の2種類がセットになっている。焼き団子は生醤油の香ばしさが漂い古風で素朴な味わい。あん団子は渋抜きこしあんのほっくりした風味。
米は庄内米で作った自家製粉を代々守っており、きめの細かさ、しこしこ感はまさに羽二重。午前4時から始まる昔ながらの手作りが伝統の味を伝えている。