柚餅子


神在



出雲では昔から旧暦十月を神在月といい、全国の神々がお集まりになって縁談のご相談をされると伝えられている。ちょうどその頃、農家のあたりには、柚子の実が青い葉陰に見え隠れしている。
昔ながらの懐かしい風情を偲ばせるのが、松江 福田屋の「 柚餅子( ゆべし)」。柚子の皮を島根のお米でつくったお餅に練りこんだ柔らかな柚餅子は、神様へのお供えでもある。