あれこれと 《 その7 》


こんなSRIファンドはいかがでしょうか。

【 ファンドの概要 】
投資対象が異なる10本のファンドからなる 「 SRI テーマ別セレクト・ファンド 」

  • 10本のファンドは、 「 環境保全 」、「 水 」、「 エネルギー 」、「 コンプライアンス 」、「 人権問題 」、「 女性活用 」、「 社会福祉 」などテーマ別に運用される。
  • 各々のファンドに組み入れられる会社の選定については、評価のポイントや判断基準、現在の評価点が公開される。
  • テーマ毎に、異なった調査機関が投資対象会社の評価を担当する。調査機関どうしも良い評価ができるように切磋琢磨してもらう。
  • ファンド間での乗り換え( スイッチング ⇒ Aファンドを売って、その代金でBファンドを買うこと )は自由で、手数料は必要無し。


投資家の立場からすると

  • SRIというバクッとしたあいまいなものではなく、具体的なテーマで運用されているという商品性の分かりやすさ。
  • 自分の興味のある分野や気に入ったところへ自由にファンドを選択して投資できる。
  • オープンな情報開示が確保されていることで、投資結果についての納得性が高い。

これまでの " CSRに優れている会社は成長性が高い " というような、判ったようで判らない、ほんとかどうかも怪しいものより、シンプルに運用結果で判るわけです。


企業の立場からすると

  • 評価基準が開示されているため何をすればファンドに組み入れられるかが判り、自社の行動が改善され企業の社会的責任の底上げに繋がる。


個社の評価点が公開されるとなればライバル意識むき出しでしゃかりきになって頑張ってくれると思います。きっと。



( そして次へ続く )

SRI あれこれと 《 その6 》 はここです。
SRI あれこれと まとめて読む。