人からの評価を気にする

あるセミナーに参加して感動と共感で最後を迎えた。 
講師が挨拶のなかで、孤児たちを育成支援する国際NGOへの協力を呼びかけ寄付を求めた。「 会場出口に募金箱を置いてあるのでいくらでもいいですから入れてください 」と講師が言った。そのとき私は1万円寄付しようと心に決めた。


しかし、募金箱の前に立った時、私が財布から取り出したのは5千円だった。
講師には趣旨に賛同したような態度をとりつつ、本音では、見られている訳でもないのに、講師からよく思われたいために寄付をするという、自分の本音をあまりにもはっきりと知らしめられた。


相手に良く評価してもらいたという他律的な行動から、いつになったら自分は抜け出せることができるのか。なかなか遠い遠い道のりだなあ、と改めて感じた。早く一段上の自分になりたい。