会議はコスト以外の何ものでもない


会議の目的は何らかのアクションを起こすことだ。しかし、10人の会議だと実際にアクションを起こす者、つまり本当に出席すべき者はせいぜい2〜3人でしかない。ほかの者は、一生懸命にメモを取りながらお勉強をしているだけなのである。
それならば最初から責任のある2〜3人だけに絞って打ち合わせをすれば済むことだ。わざわざ大人数が集まって会議を開く必要はない。ましてや、1時間を越える打ち合わせなどはムダなことだ。本質から外れた議論をしているからそうなるのである。集まった人数と時間に人件費をかけると数百万円にもなる。あまりにもコストパフォーマンスが悪い。そんなことよりお客様のところを回ったほうが成果が出る。


こう言うと 「 社内でのコンセンサスも重要である 」などと反論する人が必ずいる。もっともらしい意見だが、あんたの言うコンセンサスとはいったい何なんだ。責任のない者が会議に出席し、勉強すれば利口になれる。利口になれば社内で事情通のような顔をできる。「 ○○すべきだ 」 「 ○○は間違っている 」と“ べき論 ”も展開できる。ただし、当事者ではないから、本人は決してアクションを起こさないのである。ただ知っているだけ。いつかは役に立つと思っているだけ。
そんなコンセンサスなど不要である。行動しない人は、何も知らなくてもいい。そんな奴が利口になる必要などないのである。


行動して初めて価値が生まれるのを仕事というのだ。