志ほせ饅頭

650年作り続けられてきた



東京中央区にある塩瀬総本家は饅頭発祥といわれるお店である。このお店の代表菓子が650余年作り続けられてきた 「 志ほせ饅頭 」。ひと口大の愛らしい薯蕷饅頭である。ふうわりと柔らかいのに、しっこりとした歯ごたえは、上新粉を大和芋だけで練り上げた皮だからこそ。そこに、北海道の特約農家で栽培された小豆で丁寧に炊き上げられたこしあんがしっとりと混ざり合う。


すべてが長年培われた職人技での手作りである。表皮に押された 「 志ほせ 」の焼印が伝統を物語る。