世界幸福度ランキング
世界178カ国を対象としたランキングがある。 ⇒ happy planet index
レスター大学の社会心理学者エードリアン・ホワイト( Adrian White )が作成したもので、イラクなどの紛争地域は除外されている。
イギリスのシンクタンクのデータをベースに、全世界約8万人の人々に聞き取り調査を行った各種国際機関( ユネスコ、CIA、WHOなど)の100種以上の発表済みレポートを分析して、独自のランキングを作成したのだそうだ。
国民の幸福度ランキング ベスト20は次のとおり。
- 1位 デンマーク
- 2位 スイス連邦
- 3位 オーストリア共和国
- 4位 アイスランド共和国
- 5位 バハマ国
- 6位 フィンランド共和国
- 7位 スウェーデン王国
- 8位 ブータン王国
- 9位 ブルネイ・ダルサラーム国
- 10位 カナダ
- 11位 アイルランド
- 12位 ルクセンブルク大公国
- 13位 コスタリカ共和国
- 14位 マルタ共和国
- 15位 オランダ王国
- 16位 アンティグア・バーブーダ
- 17位 マレーシア
- 18位 ニュージーランド
- 19位 ノルウェー王国
- 20位 セーシェル共和国
日本の順位は2006年で90位。調査をしたエードリアン・ホワイト氏も「 中国82番目、日本90番目、インド125番目ととても低いのを見て驚いた 」とコメントしている。
同じ時期に発表されたイギリスのシンクタンクNEFのランキングでは、さらに日本は順位を下げ、95位。
日本では9年連続で自殺者が3万人を超えた。自殺理由の一番は4割をしめる健康問題で次が29%の経済問題。
日本が突出して多いわけではなく、世界保健機関(WHO)によれば、世界の自殺者は毎年、ほぼ100万人を記録し、殺人と戦争による死者数を上回っているそうだ。また推計では、自殺未遂者は年間1000万から2000万人に達しているという。日本の自殺率は世界10位。998年の集計では23位だったのが急上昇中。自殺を報告している国の中では、最も自殺率が高いのは東欧、一方、最も低いのが中南米、イスラム諸国、一部のアジア諸国。旧ソ連・東欧圏を除く先進国中、日本が最も高い自殺率になっている。
主観で捕らえた幸福感をどうランキングに反映するかは難しい。
ところであなたは、今、幸福ですか。