人と思うな


サブプライム問題で瀕死の外資系金融機関。本社からのコストカット指示に日本法人は右往左往している。
「 人と思うなコストと思え 」。社員のことになどかまってなんかいられない。本社さえよければそれでいいのである。


腹が減ったらすぐに狩りをする狩猟民族と、種を蒔いてから1年も待つ農耕民族。絶対に勝ちに行く発想と、負けない発想。戦っている土俵が違います。負けない発想の農耕民族が勝ちに行く狩猟民族にやられるのは、揚げ足を取られるか足をすくわれるかのどっちかです。時間制限のある勝負では1年も待つことができないのです。
これはどうやら「 仕事と思うな人生と思え 」という日本人の仕事感の対極にあるようなのです。