値しない人たち


以前住んでいた兵庫県T市の小学生の制服は、1年を通して半袖・短パンの体操服であった。それに学年別に色違いのゼッケンを付ける。先生たちは生徒を呼ぶのに名前ではなく、ゼッケンの番号を叫ぶ。「おい17番、早くしろ!」というふうに。


私はイヤでたまらなかった。そういうことを平気でやっている先生を人として信じられなかった。近所の人に聞いてみると「 ずっとこうだったから 」と言う。調べてみると教育委員会からの指導だった。服装や名前での差別をなくし生徒を平等に育てるため、ということだ。子どもを番号で呼ぶことが平等なのか。日教組に支配されているT市の教育委員会は私の言い分に耳を貸そうともしなかった。


服装や態度の乱れを理由に入学試験を不合格とした高校の校長先生を解任した神奈川県の教育委員会大阪府橋下知事出席の教育改革集会に動員をかけ、人の話を聞かずにヤジと怒声で妨害活動をする日教組。ニュースを知ってT市でのことがフラッシュバックした。
日本の将来担う子どもたちを託すのに、この人たちは値しますか?