梅が枝餅

天神様



天神様の縁起物とされている梅が枝餅は、菅原道真公が不遇の配所時代に困窮した生活を送っているのを近在の尼さんが見かねて道真公が好んだ梅の枝に添えて焼餅を差し上げたという故事に由来するという。


もち米とうるち米とからできた粉に水を加えて練った少し緩めの生地で小豆のつぶ餡を包み、焼き型で平たく焼き上げる。焦げ目に梅の花が咲く。
太宰府天満宮の参道や境内に並ぶ梅が枝餅販売店は40店余。焼きたてのアツアツをいただくのがやはりおいしい。素朴で飽きのこない味わいで福岡を代表する郷土菓子でもある。