という企業評価

スイスのダボス会議において「 2009年 最も持続可能な企業100社 」が発表された。今年で5回目となるランキングであり、日本企業は2社増えて15社がランクインした。
内訳は、イオン、ダイキン産業、JR東日本、日本技研工業、クラレ三菱重工日本郵船、NTTデータ、NTTドコモ、パナソニック、リコー、積水化学、損保ジャパン、凸版印刷トヨタ自動車。新たにランクインしたのは、イオン、JR東日本、NTTデータ、損保ジャパンの4社。デンソー、NSK(日本精工)の2社がランク外となった。


「 最も持続可能な企業100社 」は、モーガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル( MSCI)社が提供する国際株価指数 に組込まれている上場企業を対象に、SRI調査機関であるイノベスト社が環境、社会、ガバナンスに関するリスクや商機への対応力を71のカテゴリーをもとに評価し、コーポレートナイト社がランキング化したもの。
投資判断するための材料をCSRの切り口で提供したものである。要するに「 この株を買ったら儲かりまっせ 」ということ。


CSRの国際規格化( ISO26000 )などと大義名分を振りかざしていても、所詮考えていることはどうやって儲けるかということ。
環境格付けランクがあがりますよ、などとそそのかされて、サブプライムよりもインチキな商品である実態のない排出権なんぞ、間違っても購入してはいけないのである。


「異説!地球温暖化」   丸山茂徳 ( 東京工業大学教授 )