きび餅

湯河原温泉



落人となった源頼朝がしとどの岩屋に匿われていた時土肥実平公の奥方がきび餅を作って差し入れた、と伝えられている。
ゑふやの「 きび餅 」は、きび粉と上質な白玉粉を使った求肥を練り合わせ砂糖を加えて蒸かした餅に、挽きたての香ばしいきな粉をまぶしたもの。湯河原温泉の名物である。甘くてふんわりと柔らかい食感が、湯上りのほんわりした気持ちにぴったりの一品である。


ゑふやは大正14年に創業した「 きび餅 」一筋の老舗。温泉場の中央にある大きな店の看板にも伝統の風格がある。