そういうことになってます。

生命保険を解約しようとコールセンターへ電話をした。
本人確認のため、氏名、生年月日、電話番号を答えさせられ、そして保険証券番号を照会される。12桁の証券番号を私が3−3−3−3と区切って言ったのに、5−5−2で確認してくるのでちょっと混乱。そこを2度目でクリヤして解約したい旨を伝えると、解約理由を尋ねられる。
「 必要ないから 」と答えたが納得してはもらえず、更に尋ねてくる。どうやら彼女の手元にあるチェックシートにはこの答えが載ってなかったようだ。<1>他社に乗り換えるのか、<2> サービスに不満なのか、<3>保険料が払えなくなったのか、答えろという。面倒なので <3>だと言うと、やっと次のスッテプへ進むことができた。


解約には本人確認の書類が必要なので、免許証か保険証を見せろと言われ、びっくり仰天する。これ、電話ですよ。どうやって見せるの?
さすがにお姉さんも自分のまちがい気づいたらしく、「 コピーを郵送してもらえれば結構です 」に訂正される。このあたりでかなり不安になってくる。


そして住所の確認である。「 契約時の住所から変わっていない 」 では受け付けてもらえない。彼女は私の契約内容を端末で見ているにもかかわらず、「 言え 」と迫るのだ。本人確認まで済んでおり契約どおりだと答えているのに、なぜわざわざ電話口で住所を言わないといけないのかと聞くと、「 そういうことになってます。」との返事。
それおかしくない? といろいろ私が言っていると、「 ほんとにもうっ! バカな客だわ 」という心の声までが伝わるかのように、突然「 係りのものに廻します! 」と、保留音になる。19秒後につながった先はいわゆるクレーム担当。


「 お客様、当方の手続きにご不満があるそうで 」と始まったドスの効いた男性の声は、慇懃無礼に会社側の手続きについて説明してくる。会社の規則なのだからそのとおりにやってもらわないと困るのだ、と言う。従わない場合は必要な書類を送っていただけないそうだ。
「 それって、あなたの会社が勝手に決めたことでしょ。」と出かかった言葉をなんとか抑える。解約できないと困るのは私だ。イヤな思いをしながら電話を切った。


今考えると、このことは保険解約防止のためにわざとやっているのかもしれない。一週間過ぎても書類は送られてこないのだから。