手煉り羊羹


150本限定



武蔵野市吉祥寺の小ざさには朝の4時頃から行列ができる。1日に30人しか購入できないという「 手煉り羊羹 」を求めるのはほとんど常連さんで、新参者はめったに入手することができない。
「煮る小豆は一釜3升まで」との先代からの教えを守り、1日に作ることができるのは3釜分150本だけ。全てのお客が1人5本の上限まで買うため、30人しか購入できない。
淡い薄墨色の羊羹は、小豆のふくよかな味わいを生かしながら実にみずみずしい。あと口すっきり、さっぱりと清々しく、煉り羊羹というより水羊羹に近い食感である。


一番のりする人は4時頃か。8時半ころから整理券が配られ、店開きをする10時以降に受け取れる。行列するには万全の準備と心構えが必要である。