は道具です


「企業には、人を幸せにしつつ成長するものと、人を不幸にしつつ膨張するものの二種類ある。」(鍵山秀三郎イエローハット創業者)


メディアでCSRランキングが発表されると、まるで脅迫されるかのように「何していいのやらよくわからないけど、とにかくCSRやらなくては!」と思う会社が多い。


でもちょっと待ってください。
いったい何のためにやるんですか。


競合他社がやっているから?
イメージアップのため?
就職希望者が増えるから?


そんなの何でもいい、と言うコンサルタントもいる。
守、破、離、先ずは形だという。
何もしないよりかはマシかもしれない。


でも、考えてますか、社長。
会社の存在価値ってなんなのでしょう。



かつて日本の家電メーカーは、コスト削減のみを存在価値として中国へ生産をシフトし、拠って立ってきた協力会社を全部不幸にして自分だけが一時の好業績を追った。その結果、自分自身も不幸になった。

こんな企業行動の行く末は「グローバルスタンダード」を声高に唱えている米国社会を見れば既に明らかになっている。
自分が商いをさせてもらっている自分の国の内での雇用すら創出できなくて、いったい何のために会社を経営しているのでしょう。