って、何するの?

専門家の方も、ふつうの方も、メディアの方も、いろんな立場の方が、“CSRについてなんだけど…”と話しを切り出されます。CSRという言葉は、今では流行語になっているために(一部方面でね)、なんだかそれで判ったような気になります。


しかし、お互いに考えていることが全然違っていた、ということがよくあります。CSRという言葉でくくられる範囲があまりにも広いからです。


CSRとは、弁護士さんであればコンプライアンス態勢を整備すること、環境NPOの方であれば自然保護活動をすること、株主さんであれば会社がきちんと利益をあげて配当を出しかつ株価を上げること、お客さんであれば自分を一番大事にして対応してくれること、と立場によっていろいろです。

ですから会社の活動全てがCSRに繋がると言っていいと思います。
もちろん、その会社だけが得をして、お客さんやパートナー、投資家のみなさんに迷惑をかけるだけという身勝手な行動は許されません。つまり、世の中の人たちに喜んでもらうこと、社会に良い影響を及ぼすことがCSRになるのです。

そのためには、会社は、ある行動をとるときに、それが世の中にどのような影響を与えるのかを常に意識していなければなりません。自らの行動が社会に与える影響をきちんと認識し、その行動は世の中にとって正しいことなのか、を常に自ら問い続け間違うことなく行動をすることが必要なのです。