環境で手荒く稼ぐ人たち


アニヤ・ハインドマーチの「エコ」バッグ。「環境にやさしい」セレブ御用達のトートバッグである。
前評判をあおりにあおった品薄感で、日本では7月14日に銀座、新宿、南青山で限定発売。18日には全国で数量限定のお一人様2ケまでの「一般販売」をした。(それって一般販売とはいいませんよ、ふつうは。)

ロンドン、香港、台湾、日本と大狂騒を巻き起こし、定価2,100円の、中国の低賃金労働で作られた木綿製バッグは、14日のヤフオクで10倍以上の値を付けた。


ブランド+環境+希少性で飢餓感を醸し出す、悪質なまでの販売戦略。
アニヤ・ハインドマーチマーケティング担当者は「してやったり」だろう。


でも、人としてどうなんでしょうかね。
商人の道を踏み外していると思うのですが。



参考・引用:「I'm NOT a plastic bag のずるさ」



なんちゃって系マーケティングコンサルタントの人たちは、これを「すばらしい成功事例」としてあちこちで吹聴し、同じようなことをやらせようとするんだろうな。
蛇足でした。