これってなんか変じゃない、お父さん。


娘からこう言われるまで何気なしに読んでいた。実を言うと初刊から揃えてある。結構好きな漫画である。


働きマン 」。安野モヨコ講談社週刊モーニングに連載中しており、この10月に日本テレビでドラマ化されている。

主人公は週刊誌編集部に勤務する編集者、28歳女性独身の松方弘子。あれこれ仕事でストレスを溜めながらも、仕事にやりがいを感じ、そして彼氏とは疎遠気味。個性的な同僚やいけすかない取材先に右往左往しながらもいい記事を作る為に日夜奮闘するというストーリーが展開される。

普段は身だしなみには気をつかいファッションはアクセサリーにいたるまで抜かりがないが、いざ仕事となると、寝食も忘れ凄まじい勢いで没頭する。そのときに発する言葉が、「 男スイッチ入ります 」である。


娘は “ 男 ” という言葉に釈然としないものがあるらしい。男じゃないと仕事できないって言うわけ? なのである。
いわれてみると確かにそうだ、まだまだ男性社会である会社組織を当然のことのように思っていると「 男スイッチ入ります 」は心地よく響く。こういう無意識の差別感になかなか気付けない。


まぁ「女スイッチ」が入りっぱなしになっている男もたくさんいるのだが…。
あっ、すみません。これこそ女性蔑視ですね。