お客さんが理解できないルール


この前買ったデジカメ用バッテリーの型番が違うことに気付いて、取り替えてもらおうと大手家電販売店へ行った。


パッケージは開封していなかったし金額も同じだったのですぐに交換してもらえるものとばかり思っていた。店員さんは私が渡した品物とレシートを見て、「 ポイントを使っているので交換はできません。」と冷たく言い放った。
いきなりのカウンターパンチである。そんな回答があることなど考えてもいなかった。彼( すなわちお店として )は、私が実際に支払った現金分に関しては交換できるが、ポイントは現金としてお客さんに渡すことが法律上できないためその分を差し引かねばならないと、店側のポイント処理方法を説明してくれたのだが、そんなことは私にとってはどうでもよいことである。
「 どうすれば、私が必要としている正しい型番のものを手にすることができるのか 」と聞くと、返品をして、再度正しいものを購入すればよいと言う。
手続きとしては、

  1. 店側は返品を受領して支払われた現金を返却する
  2. 同時に、使用されたポイントを無効にする
  3. 私は、通常の購入手続きで新たに正しい型番のバッテリーを購入する

これでめでたく私は目的のバッテリーを手にすることができるはずだった。
ところが、手続きに38分を要したうえに追加のお金まで取られたのである。原因は「2.の使用されたポイントを無効にする 」にあった。文字どおり無効になったのである。1100ポイント使っていたため、3.の新規購入時に、返金分だけでは足りずにポイント分の1100円までも現金で払わねばならないことになった。


どう考えても変である。
等価のものに交換しただけなのに1100円余計に支払っているわけだ。確かにポイントは私のお金ではない。これまでの私の、そのお店に対する貢献度に応じてサービスとしてもらったものだ。しかし返品すればポイントも戻してくれるのが道理ではないか。

とことん追求しようと思ったのだけれど、待ち合わせに遅れそうになったのであきらめました。手続きに38分かけたのも、今から思えば周到なる作戦だったのかも。


お母さん、僕のあのポイントはどこに行ったのでしょうね。