を伝える


CSRをやっている会社として手っ取り早く評価されるには何をしたらいいか教えて欲しい 」、「 CSRランキングに名前が出るにはどうすればよいか考えて欲しい 」という依頼が多い。


世の中でCSRCSRと騒がれてきているので、自分のところでもやろうと思っているのはまぁよいとして、「 CSRをやっている良い会社だ 」という評判が欲しいというのが露骨な会社がある。ほんとは何もやっていないけれど、そう見せかけたいという場合だ。

そんなところからの依頼はすべてお断りしている。
GRIガイドラインに準拠しているかどうかなんて、屁理屈つけてこじつけるのは簡単だ。アンケートにどう答えれば評価点が上がるかという勘所も判っている。第三者に評価されるCSRレポートを作るのも簡単なことだ。
でも、そんなことやったって何の意味もない。


逆に、すごいことやっているのに自分たちはCSRを実践していると気付いていない場合がある。彼らにしてみればそれは当然のことなのだ。そんなところはほおってはおけない。どうやったらそれを社会に伝えることができるのか、こちらから協力させて欲しいとお願いすることになる。
しかし、「 別に必要はありません。これが私たちの仕事なんですから。」と断られることが多い。


世の中、うまくいかない。