長命寺桜もち

桜の香りにほのかな甘さ



ヤマザクラの葉っぱの香りが匂い立つ春のお菓子である。小麦粉皮の薄い焼き皮を編み笠のように二ツ折にしたなかに小豆のこしあんを入れ、全体を桜葉ですっぽりと覆いかくすように包んでいる。桜葉を3枚使っているのが特徴である。


その葉を1枚だけ付けて食べる。葉の香りと塩漬けの塩気がほんのりとおもち全体に移って、おいしさを引き立てる。
全国どこにでもある桜もちだが、固有名詞で語られるのがこの 「 長命寺桜もち 」 である。