新鶴塩羊羹

ほんのり塩



諏訪大社秋宮の門前町である下諏訪の名物が、新鶴本店の 「 新鶴塩羊羹 」。
さっぱりとした甘味のなかにほんのり塩味。十勝産の小豆に地元茅野の寒天を使い、昔どおりに手間を惜しまない作り方を守る。小豆はさっと煮て皮むきし、中身だけをさらに煮て、水槽で沈殿させたものを絞る。これに寒天、砂糖、塩を加え、銅製の大鍋に入れてかき回しながら練る。火加減を調整するために燃料には楢の薪しか使わない。


淡い小豆色の羊羹から思いもよらぬすっきりした味が舌先から口中に広がる。よい塩梅なのである。