人はムダ


トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)が、主力の北米市場での販売不振に伴う減産を理由に派遣社員計約800人の契約を解除した。 トヨタ自動車グループは、グループ全体の2008年の世界販売計画に掲げていた985万台を950万台に下方修正。トヨタ九州もその影響を受けた。
トヨタ九州の全従業員約8200人のうち、派遣社員は約1950人で2割強を占める。トヨタ九州は高級車レクサスを生産、主に米国に輸出している。08年3月期の生産台数は44万台、売上高は初めて1兆円を超えた。しかしサブプライム住宅ローン問題による米景気の減速やガソリン価格の高騰で販売が振るわず、09年3月期の生産台数は前年度の1割減となる見通し。


トヨタにとって人は単なる労働力にすぎない。長時間残業による過労死、改善活動での残業代不払い、緩衝装置としての派遣、根本は同じである。
地球に優しくとも人には優しくない。経常利益2兆円超の世界企業としてのお作法として如何なものだろうか。