区別と差別


外資に突然吸収された日本の会社のお話。
イントラネットで社内電話帳を公開しているのだが、それに本社のダイバーシティ委員会からクレームがついた。「 男を黒字、女を赤字で表示しているのは差別である。統一すべし 」と。
この会社は女性の比率がかなり高くて、使い勝手という面からイントラ電話帳での黒字・赤字の色分けは意味があった。黒字に統一されると、検索結果で一覧表示されたものから捜すのに手間がかかるようになった。下の名前が判らずに苗字だけで検索するからだ。女性社員からも不興をかっているそうである。


電話帳での色分け表示が差別だということから、トイレの男女表示の色分けも止めることにしたそうだ。過剰反応というかまるでバカみたいな話だ。
そんなのは差別ではなく単なる区別だと私は考えるのだが、こう書くとフェミニストからは強烈なクレームが来るだろうな。