餢飳饅頭( ぶとまんじゅう)

神饌



餢飳( ぶと )は奈良時代に中国から入ってきた唐菓子。神饌として、春日大社では今もお供えとしている油で揚げたお餅である。
これをアレンジして現代人味覚に合うようにしたのが萬々堂通則。小麦粉に卵と砂糖を入れて練った生地にこしあんを包み、油でからっと揚げて砂糖をまぶしている。こしあんは甘みが押さえらており、見た目よりもあっさりとしている。からっとした口あたりと、ふっくらしっとり感のある皮とのバランスが実によく、食べやすい。