朝汐

松江の餡



朝汐餡は皮むき小豆餡の中に小豆粒が入っているものをいう。和菓子処松江に独特の餡である。「 朝汐 」は、淡い塩味の朝汐餡を藷蕷芋の薄皮で包んだもの。


松江を代表する伝承和菓子のひとつであり、白い皮は日本海の岩肌に打ちつける波を、小豆粒は波をかぶる岩を表現している。
風流堂、彩雲堂、三英堂、桂月堂と、松江の有名お菓子処のものを食べ比べるのも一興。淡泊な餡とほのかな自然薯の香りが抹茶や煎茶によく合う。