茂木一○香( もぎいちまるこう )

珍菓



おいしそうに焦げ目のついた焼き饅頭にガブッと噛み付くと、中身はなんと空洞ではないか。


弘和元年( 1381年)創業の茂木一○香本家の作る「 茂木一○香 」は ”からくり饅頭”と呼ばれている。小麦粉、水飴、黒砂糖、蜂蜜、ごまを原料にして作った生地は、焼くことで次第に膨らみ、中の蜜が溶けて空洞ができる。


外皮はカリッとしたお煎餅のようで、香ばしさが口中に広がる。