五家宝( ごかぼう )

埼玉 三大銘菓



川越の芋菓子や草加の煎餅とならんで埼玉の三大銘菓の一つといわれるのが、五家宝。さっくりとした独特の歯ざわりと、こうばしい黄粉の香りが郷愁をそそる素朴なお菓子である。
おこし種( もち米を一旦もちについてから薄くのばし、細かく砕いて煎り、あられ状にしたもの )を水飴で固めた生地をまとめて円筒状にし、のし板で長くのばしてから7cmくらいの長さに切る。これに黄粉をたっぷりまぶすと出来上がり。


埼玉の音風景・かおり風景10選の一つに認定されている。 熊谷市では、“ 五嘉棒 ”の名で文政年間 ( 約180年前 )に売り出されたと紹介している。
添加物を一切使わず控えめな甘さで消化も良く滋養に富む五家宝は、自然食品として健康ブームの中で再び注目を集めているとか。