上から下まで浸透させる


「 企業は人なり 」と昔からよく言われることです。私は「 人がダメではいくら手を尽くしても品質は良くならない 」という現実を、メーカーの品質管理部門にいた時に目のあたりにしました。
品質管理部員がどんなに頑張ったところで、結局、経営トップからその現場の末端に至る人たち、パートさんを含む、ラインでねじを締めている人、掃除をする人まで全ての人たちが 「 品質が良いとはいったいどいうことなのか 」 を具体的に考え、自問して実践し続けない限り、良いモノ造りなど決して出来はしないという事実でした。

そのことを思うとき、「 良い会社とはいったいどうあるべきか、そのために私は何ができるのか 」を考え続けて実践することのできる人を育てなければと、しみじみ考えるのです。